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高血圧を理解するための基礎知識

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高血圧を理解するための基礎知識

高血圧を理解するための基礎知識

2025/03/21

高血圧とは?

高血圧は、日本における最も一般的な生活習慣病の一つです。血圧が慢性的に高い状態が続くことで、心臓や血管に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気のリスクが高まります。しかし、高血圧は自覚症状がほとんどないため、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。本コラムでは、高血圧の原因や症状、予防法、そして訪問看護を活用した管理方法について、分かりやすく解説します。

高血圧の基準と分類

日本高血圧学会のガイドラインでは、以下の基準で高血圧が定義されています。
特に、収縮期血圧が140mmhg以上、または拡張期血圧が90mmhg以上の場合は『高血圧』と診断されます。

血圧の分類  
収縮期血圧(mmHg)
拡張期血圧(mmHg)  
正常血圧
120未満
80未満
正常高値血圧
120~129
80未満
高値血圧
130~139
80~89
高血圧(Ⅰ度)
140~159
90~99
高血圧(Ⅱ度)
160~179
100~109
高血圧(Ⅲ度)
180以上
110以上

高血圧の原因

高血圧の原因は大きく分けて2つあります。
1. 本態性高血圧
原因が特定できないタイプの高血圧で、高血圧患者の約90%がこのタイプに該当します。遺伝や生活習慣が影響しており、以下のような要因が関係しています。
・塩分の過剰摂取
・肥満
・運動不足
・ストレス
・喫煙.過度な飲酒

2. 二次性高血圧 特定の病気や薬の影響によって引き起こされる高血圧です。以下のような疾患が原因となることがあります。
・腎臓の病気(慢性腎臓病など)
・内分泌疾患(クッシング症候群、甲状腺機能亢進症など)
・睡眠時無呼吸症候群

高血圧が引き起こす合併症

高血圧を放置すると、次のような重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
1.脳卒中:脳の血管が詰まる「脳梗塞」や、破れる「脳出血」のリスクが上がります。
2.心筋梗塞・狭心症:心臓の血管が狭くなり、血流が悪くなることで心筋がダメージを受けます。
3.腎臓病:腎臓の血管がダメージを受けることで、腎機能が低下します。
4.目の病気:高血圧は網膜の血管に影響を与え、視力低下や失明につながることがあります。

高血圧の治療

高血圧の治療は主に、薬(降圧薬)による薬物療法と、生活習慣の修正による非薬物療法の2つがあります。
*生活習慣の修正(非薬物療法)
 高血圧の人に推奨される生活習慣の修正項目として、
 ①塩分制限
 ②野菜や果物の摂取とコレステロールや飽和脂肪酸の制限
 ③減量
 ④運動
 ⑤アルコール制限
 ⑥禁煙
これらの生活習慣の修正は、複合的に行うことがより効果的とされています。

*薬物療法
 降圧薬にはいくつかの種類がありますが、合併する疾患に応じて選択されます。一般に、降圧薬は単剤を少量から開始して、降圧効果が十分でない場合には増量するか、もしくは他の種類の降圧薬を少量で併用したりしていきます。

高血圧の予防と管理

高血圧の管理には、生活習慣の見直しが非常に重要です。
1. 塩分を控える
塩分を過剰に摂取すると、血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に体内を循環する血液量が増えます。このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり血圧が高くなります。減塩による血圧を下げる効果は、摂取量を1日6g未満に抑えることが推奨されています。減塩調味料の使用や、加工食品の摂取を控えることで塩分を減らすことができます。

2. 適度な運動をする
運動や労作の許される程度は、利用者様の高血圧の重症度や合併症の有無と関連するので、まず医師にどの程度、運動しても良いかの確認が必要です。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣化することで、血圧を下げる効果が期待でき、血液の流れも良くなり全身に良いだけでなく、肥満防止につながり気分転換にもつながります。

3. 体重管理
肥満は高血圧の大きなリスク要因です。心臓にも負担をかけ全身の動脈硬化を進行させます。BMI(体格指数)が適正範囲(18.5~24.9)に収まるように意識しましょう。

4. ストレスを減らす
リラックスする時間を作り、趣味や瞑想などでストレスをコントロールすることも重要です。

5. 禁煙・節酒
喫煙は血管を収縮させ一時的に血圧が上がるばかりでなく、血液の流れを悪くし血液が凝固しやすくなり、 動脈硬化を進めます。
飲酒量は、男性ではアルコールとして1日20〜30mlまで、日本酒なら1合=180ccビール中びん1本、ウイスキー水割ならシングル2杯まで。女性はその半分までが適量です。大量飲酒は血圧を上げ、脳卒中や心臓病、肝臓病などの原因になるので飲みすぎないよう注意しましょう。

6.排便管理
いきみの時間が長いと血圧は上昇するため、スムーズな便通を心掛けるよう普段から便秘を予防していくことが大切です。具体的には・・・
・毎日便意がなくても決まった時間にトイレに行く。
 胃や大腸は朝食後に刺激を受け、活発に動くので朝食後が望ましい。
・朝食前に冷水や冷たい牛乳を飲む。
・繊維の多い野菜(人参・大根・ごぼう)や海藻類を多く摂る。
・腹部を自分で「の」の字にマッサージする。
※注意※ 
 腹部大動脈瘤を持っている人は行わないようにする。緩下剤などの下剤が必要な場合もあります。

7.寒暖差 
暖かい所から急に寒い所へ出ると、血管が収縮し血圧が上がります。特に冬は室内と外気との差をなるべく少なくするようにしましょう。夏、冷房が効き過ぎた部屋からそうでない所へ出る時にも血圧を上昇させるため、外気との温度差が5度以上にならないよう注意しましょう。

8.入浴 
入浴も血圧の上昇や下降に関係します。特に冬は、寒い脱衣所で裸になると血圧が上がり、熱いお風呂に入るとさらに上昇し、風呂に浸かっていると徐々に下がります。そして、お風呂から上がると血圧は大きく下がるため、あまり熱い湯(42℃以上)ではなく、ぬるめ(40℃ぐらい)の風呂に5〜10分間位浸かるようにしましょう(長湯は禁)。風呂場は冷たくないよう暖房をかけたり湯気がたっている状態で使用するのが望ましいです。

訪問看護による高血圧ケアのメリット

訪問看護を利用することで、高血圧の管理をより効果的に行うことができます。
1. 定期的な血圧チェック
訪問看護師が血圧測定し変動を記録することで、利用者さまの状態に合わせ的確なタイミングで医師と連携をとり病気の進行を早期に発見できます。
2. 生活習慣のアドバイス
食事の管理や運動の仕方について、利用者様の生活背景や疾患にあわせ無理のない専門的なアドバイスを受けることができます。
3. 服薬管理のサポート
降圧薬の飲み忘れを防ぎ、副作用のチェックを行うことで、安全な服薬管理が可能になります。
4. 医療機関との連携
訪問看護ステーションは医師や薬剤師と連携し、患者さんに最適なケアを提供します。

高血圧は自覚症状がないため、日々の生活習慣を見直し、適切なケアを続けることが大切です。訪問看護を活用することで、血圧の管理をより効果的に行うことができます。高血圧に関して不安がある方は、ぜひ訪問看護のサポートを検討してみてください。 当訪問看護ステーションでは、患者さん一人ひとりに合わせた高血圧管理をサポートしています。ご相談や詳しい情報については、お気軽にお問い合わせください。

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