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生活リハビリでQOL向上を目指す

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生活リハビリでQOL向上を目指す

生活リハビリでQOL向上を目指す

2025/04/11

はじめに

「リハビリ」と聞くと、筋トレや理学療法士や作業療法士などの専門職が行う専門的な運動を想像する方が多いかもしれません。しかし、リハビリは特別な時間を設けて行うものだけではありません。日常生活の中に自然に取り入れることができ、それが「生活リハビリ」と呼ばれる考え方です。本コラムでは、在宅療養中の利用者様やご家族の方が、無理なく日常生活の中でリハビリを取り入れる方法をご紹介します。

生活リハビリとは?

生活リハビリとは、「普段の生活の中で体を動かし、機能の維持・向上を目指すリハビリ」です。病院やリハビリ施設に通わなくても、日常の動作そのものをリハビリと捉え活用することで、運動機能を改善したり、生活の質(QOL)を向上させることができます。
【一日のほとんどをベッドに横になって過ごしている】 【一日中テレビの前で過ごしている】
このような生活を送っている方も少なくありませんが、体の筋力や体力が低下してしまい、徐々に日常生活で出来ることが少なくなってしまう可能性もあります。そうならないように生活リハビリでは日常生活に必要な動作や身体機能を維持することを目的としています。
例えば、
・食事の準備で立ち座りを意識する
・掃除や洗濯をリハビリの一環として行う
・トイレや入浴の動作をスムーズに行う訓練をする
・新聞を声に出して読むことで口腔機能を鍛える
このように、「リハビリをする時間」を特別に設けなくても、普段の生活動作の中で自然に取り入れることができます。 しかしあくまで、利用者様の残存能力を活用することが生活リハビリの要点になるので、「利用者様の身体機能の的確な評価」がベースとなり、それができていない場合は逆に過剰な負担を本人や家族に強いてしまう可能性があることに十分注意しなければなりません。

生活リハビリのメリット

生活リハビリには、以下のようなメリットがあります。
① 継続しやすい 特別な道具や時間を必要としないため、日常生活の中で無理なく続けることができます。
② 運動習慣が身につく 運動が苦手な方でも、日々の動作に少し意識を向けるだけで、自然と体を動かす習慣がつきます。
③ 自立度が高まる 生活の中でできることが増えることで、利用者様自身の自立度が向上し、生活の質が向上します。
④ 介護負担の軽減 利用者様が自分でできることが増えることで、ご家族の介護負担を減らすことができます。

具体的な生活リハビリの取り入れ方 ①食事

【姿勢の維持(座る能力の維持)】【箸の使用 】【噛む、飲み込むなどの動作】を鍛えることができます。
ベッドで背もたれを上げて食事を取れるのであれば、1日1回でも歩行器や車椅子を使用し、食卓まで移動して食べるようにすることで、より残存機能を活かすことができます。食事の際に、自助具を使ったり、座る姿勢を整え、できるだけ自分で食事が取れるようにすることも大切です。普段介助している食事の動作を介助なしで行う場合、飲食物をこぼしてしまったり、いつもより時間がかかったりすることも多いですが、 食事用エプロンをする、 周りにあらかじめビニールを敷いておく(タオルも用意しておく)、 時間の余裕を持って食事を始める ことで対策することもできま

具体的な生活リハビリの取り入れ方 ②排泄

【トイレまでの移動】【 便器に座ったり立ち上がったりする動作 】は、移動能力の維持に繋がります。福祉用具(手すりや歩行器、杖など)を使用することで、より安全に移動することができます。便器の周りに簡単に設置できる据え置き型の便器用手すりなども活用し、できる範囲でトイレに行く習慣を維持します。また、 おむつ交換が必要な場合でも、【体位変換を声掛けして自分で行ってもらう】【お尻を上げる動作を自分で行ってもらう】ことで運動に繋がります。トイレでの排尿や排便は、腹圧が関係しているため、やや前かがみの姿勢を維持することで行いやすくなります。

具体的な生活リハビリの取り入れ方 ③入浴

更衣動作は自分で立ってできない場合は洗面所に椅子を置き、座って行うことで自分である程度できる場合もあります。洗体の際も、背中を洗う、足先を洗うなどは難しい場合でも、身体の一部(胸やふとももなどの手が届きやすい場所)であれば自分で洗うことができる場合もあります。また、入浴は体温の上昇とともに心拍数が上がるため、軽い運動と同等の有酸素運動になるとの報告もあり、全身持久力の向上にも繋がります。

具体的な生活リハビリの取り入れ方 ④家事

家事は、生活リハビリの絶好の機会です。
・洗濯物を干す(腕や手の可動域を広げる運動になる)
・食器を洗う.拭く(立ち座りを意識しながら行うことで、下肢の筋力維持につながる)
・掃除機をかける(腕や体幹のバランスを鍛えることができる)

具体的な生活リハビリの取り入れ方 ⑤生活動作の中で体を鍛える

日常の動作に少し工夫を加えるだけで、リハビリになります。
・椅子からの立ち座りを意識的にゆっくり行う(スクワットの代わりになる)
・階段を使う習慣をつける(昇降運動で足腰の筋力維持)
・歩行時に腕を大きく振る(バランス感覚を養う)

具体的な生活リハビリの取り入れ方  ⑥趣味を取り入れる

好きなことをしながらリハビリを行うと、楽しく継続できます。
・編み物や折り紙(指先を使うことで脳の活性化につながる)
・音楽に合わせて体を動かす(リズムに乗ることで筋力とバランス能力を高める)
・ガーデニング(しゃがむ・立つ・歩くなどの全身運動につながる)

家族ができるサポート

生活リハビリは、利用者様だけでなく、ご家族の協力があるとより効果的です。
・「一緒にやってみよう」と声をかける(家族と一緒に行うことで、リハビリを習慣化しやすい)
・「できたこと」を褒める(成功体験を増やすことで、意欲が高まる)
・負担を感じない範囲で手伝いをお願いする(過剰な手助けをせず、自立を促す)

生活リハビリの注意点

無理をせず安全に行うことが大切です。利用者様やご家族ともに精神的・身体的に苦しい状況を作ってしまうと継続的に行うことが難しくなります。
・急に無理な動きをしない(転倒やけがのリスクを避ける)
・体調を確認しながら行う(体調が悪いときは休む)
・医師やリハビリ専門職に相談し残存能力を適切に評価してもらい、連携して内容を決める
(不安がある場合は専門家にアドバイスを求める)
・福祉用具や自助具などを活用し、マンパワーに頼り過ぎず環境を整えること

まとめ

リハビリは特別なものではなく、専門家でなくても日常生活の中で自然に取り入れることができます。生活リハビリを通じて、利用者様が自分でできることを増やし、元気に過ごせるようにしましょう。ご家族も一緒に取り組むことで、より楽しく続けることができます。 「ちょっとした動作がリハビリになる」と意識するだけで、生活の質が向上します。しかし、ついがんばりすぎてしまう利用者様もいるので、看護師やセラピストが利用者様の残存能力を適正に評価するお手伝いをするので、安全に無理なく楽しんで継続していきましょう。

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