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認知症の進行とともに変わる“困りごと”と看護の支え方

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認知症の進行とともに変わる“困りごと”と看護の支え方

認知症の進行とともに変わる“困りごと”と看護の支え方

2025/07/25

~訪問看護だからできること~


「最近、母が同じ話を何度も繰り返すようになって…」
「以前より怒りっぽくなったような気がする」
「家の中でも迷子になることがあって心配です」

ご家族から、こんなお悩みを伺うことが増えてきました。
それは、もしかすると「認知症の進行による変化」かもしれません。

今回は、認知症の進行とともに変わる困りごとや、そのとき訪問看護が
どんなふうに支えることができるのかを、やさしく分かりやすくご紹介します。

認知症とその進行について


認知症は、記憶力や判断力、感情のコントロールなどに支障をきたす脳の病気で、
徐々に進行していきます。

日本では高齢者のうち約7人に1人が認知症といわれており、
在宅生活を選ぶ方の中にも多くの認知症の方がいらっしゃいます。

大きく分けて3つの段階(軽度・中等度・重度)があり、
それぞれに見られやすい特徴があります。

●軽度の段階
・名前や日付を忘れる
・同じことを何度も聞く
・財布や鍵などの置き場所が分からなくなる
・少しの失敗で自信をなくしになる

●中等度の段階
・家の中で迷う、外出先で帰れなくなる
・自分の失敗を他人のせいにする
・怒りっぽくなる、妄想(物盗られ妄想など)が出る
・食事の量が極端に増減する、服薬管理が難しくなる

●重度の段階
・家族の顔がわからなくなる
・食事や排泄の介助が必要になる
・寝たきりに近くなり、褥瘡や感染リスクも高まる

これらの変化は、ご本人も戸惑いますし、
介護するご家族にとっても大きなストレスとなります。

認知症の“困りごと”は人それぞれ


認知症の症状や困りごとは、本当に人それぞれです。

ある方は「同じ話を何度も繰り返してしまう自分に落ち込む」と話されました。
また、ある方は「家族に迷惑をかけているのではないか」と不安を抱えていました。

そして、ご家族側も、
・「どう接すればいいのかわからない」
・「つい強く言ってしまって自己嫌悪になる」
・「介護が終わりのないように感じて疲れてしまう」 など、

たくさんの感情を抱えながら日々を過ごしています。

こうした不安やストレスは、介護離職や共倒れにつながることもあるため、
早めの相談や外部サポートの導入がとても重要です。

訪問看護の現場では、
「たった週1回の訪問でも、誰かと話す時間があることでホッとできる」と
言ってくださるご家族がたくさんいらっしゃいます。

訪問看護ができる支援とは?


認知症ケアにおいて、
訪問看護の役割はとても大きく、医療と生活の橋渡しとなる存在です。

● ご本人へのケア
・バイタルチェックや薬の管理
・日常生活の観察(食事、排泄、睡眠など)
・不安や混乱への声かけ、落ち着ける環境づくり
・認知症に合ったコミュニケーション(短くわかりやすく、肯定的に)
・痛みや身体症状の見逃し防止(「痛い」と伝えるのが難しい場合も)

● ご家族への支援
・「こんな声かけが効果的ですよ」と具体的なアドバイス
・状態の変化を見極めて、必要時に医師やケアマネジャーと連携
・ご家族の気持ちに寄り添い、安心できる居場所づくり
・「今の状態でできていること」を一緒に振り返り、肯定する機会をもつ

あるご家族からは
「看護師さんが“無理に直そうとしなくていいんですよ”と言ってくれて、気持ちがラクになった」と話していただいたことがあります。

こんな工夫で“関わり方”が変わります


認知症の方と過ごすうえで、ちょっとした工夫がご本人の安心感にも、
ご家族のストレス軽減にもつながります。

・急がせない、否定しない声かけ(例:「急がなくて大丈夫ですよ」「そう思ったんですね」)
・カレンダーやメモを使って“見える化”する
・本人の「できること」を大切にして役割を持ってもらう
・日中の活動(散歩、会話、昔話など)を意識して増やす
・不安な時間帯(夕方~夜)に落ち着ける音楽や照明を取り入れる

ときには、“その人の世界観”に寄り添うことも大切です。
「財布がない!誰かが盗った!」という妄想に対して、
「いっしょに探してみましょうか」と受け止める声かけが、
不安をやわらげるきっかけになります。

また、「同じ話を何度も聞かされてしんどい」と感じるご家族には、
「相手の安心のために、くり返しのやり取りにも意味がある」という視点を
お伝えすることもあります。

認知症ケアに正解はありません。
ご本人の状態、ご家族の関わり方、生活環境…すべてが違うからこそ、
「この方にはどう関わるのが安心につながるのか?」を一緒に考えていくことが、
訪問看護の役割です。

私たち看護師は、医療処置をするだけでなく、
“日々の生活に寄り添う存在”として、そこにいます。

市原・木更津・沼津で、認知症のケアやご家族のサポートにお悩みの方は、
ぜひお気軽にご相談ください。
認知症があっても、自分らしく暮らし続ける。
そのための伴走者として、訪問看護がお力になります。

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