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お盆の帰省でモヤモヤ…介護家族の“あるある”に寄り添う

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お盆の帰省でモヤモヤ…
介護家族の“あるある”に寄り添う

お盆の帰省でモヤモヤ…介護家族の“あるある”に寄り添う

2025/08/04

お盆の時期、家族が実家に集まるこのタイミングは、
久々に顔を合わせられる貴重な時間であると同時に、
介護をしているご家庭にとっては、ちょっとした“緊張期間”でもあります。

「親の様子を見に帰ってきた家族が、あれこれ口を出してくる」
「普段介護していない人ほど、無責任に意見してくる」
「家族が増えると、本人も疲れて調子を崩す」

こんな“お盆あるある”が、毎年のように繰り返されていませんか?

今回は、訪問看護の視点も交えながら、
お盆の帰省で起こりがちな介護家族のモヤモヤを紐解き、
少しでも心穏やかに過ごすためのヒントをご紹介します。

「久しぶりに帰ってきた家族が口を出してくる」問題


普段離れて暮らしている家族が帰省し、久しぶりに親の姿を見て驚くことがあります。
「こんなに足が弱ってた?」
「痩せた気がする」
「このままで大丈夫なの?」と、
戸惑いと不安から、さまざまな提案や指摘をするケースがよく見られます。

「もっと病院に行った方がいいんじゃない?」
「介護サービス、変えた方がいいんじゃない?」など、
悪気はなくても、介護の現場を知らずに発言してしまうことで、
普段介護を担っているご家族が責められているように感じてしまうことも。

訪問看護の立場から見ると、そうしたズレが起きるのは当然のことでもあります。
離れて暮らしている人にとっては、数ヶ月分の変化が一気に目に入るからこそ、
焦りや心配が募るのです。

解決のヒントとしては、
「現状の説明と共有」を意識すること。
介護の現実は毎日の積み重ねの中にあるため、普段のケアや状況を
一緒に振り返る時間を持つだけで、家族間の理解が深まることがあります。 

「家族が増えると、本人も疲れる」問題


お盆に家族が集まると、いつもよりにぎやかになり、生活のリズムが乱れがちです。
・いつもは夕方には横になるのに、来客対応でなかなか休めない
・いつもは静かに食事しているのに、大人数で会話についていけず戸惑っている
といったように、介護される側の疲れが表れやすい時期でもあります。

高齢者は環境の変化に敏感で、疲れやストレスをうまく伝えられず、
無理がたまって体調を崩してしまうことも少なくありません。

特に認知症のある方にとっては、いつもと違う人の出入りや声の大きさが強い刺激になり、
夜間の不穏や混乱が出やすくなることも。

「お盆だから頑張ってもらう」ではなく、
いつも通りの生活ペースをできるだけ守りつつ、
こまめな休憩と、静かな時間を意識的に取り入れることが大切です。

「久しぶりに会った家族が不安になる」問題


「想像以上に衰えていてびっくりした」
「こんなに認知症が進んでいたなんて」と、
久しぶりの再会で心配が一気に押し寄せるケースもあります。

そこから、
「施設に入れた方がいいのでは?」
「こんな状況で一人にしておいて大丈夫?」という声があがり、
話し合いがヒートアップすることも。

こうした場合、介護しているご家族が責められているように感じ、
つらい思いをすることもあるでしょう。

大切なのは、「今の生活の良さ」を共有すること。
たとえば、
在宅で暮らす中での笑顔や穏やかな時間、
小さなできたことなどを写真や動画で見せるだけでも
、安心感につながることがあります。

また、在宅での支援体制(訪問看護やヘルパーの関与)を説明することで、
「一人で全部背負っているわけではない」と伝えることができます。

「介護者がいちばん疲れる」問題


親の介護に加え、来客の対応、料理の準備、掃除、お土産のやり取り…
普段以上に気を遣う場面が増え、お盆が終わる頃にはヘトヘトに。

「自分だけが動いている気がしてイライラしてしまった」
「もっと優しくしたいのに、余裕がなくて当たってしまった」
と、自己嫌悪に陥る方も少なくありません。

“良いお盆を過ごさなきゃ”というプレッシャーを少し緩め、
完璧を目指さないことも大切です。

できれば、お手伝いしてほしいことを明確に家族に伝えて、タスクを分散しましょう。
「食器洗いお願いできる?」
「お風呂の声かけだけお願い」
など、具体的に役割をお願いすることで、「気づいて動いて」が生まれやすくなります。

「理想と現実のギャップにしんどくなる」問題


「もっとやさしく接したい」
「穏やかに過ごしたい」と思っていたのに、
実際にはイライラしたり、思っていた通りにいかなかったり。
そんな自分を責めてしまう方も多いものです。

けれど、介護はきれいごとではないからこそ、心が揺れるのは当然。
「思いやりがあるからこそ悩む」 
「感情が出るのは、それだけ向き合っている証拠」
そう考えて、少しでも自分をいたわる時間を作ってほしいと思います。

お盆の介護“あるある”は、特別な時期だからこそ生まれる、
家族の関わり方のギャップやコミュニケーションのすれ違いから起こるものです。

でも、その背景には
「心配だから」
「手伝いたい気持ちがあるから」という思いがあることも忘れずにいたいところ。

訪問看護では、こうした家族間のやりとりに関するご相談もよく伺っています。
必要に応じて第三者の視点を入れることで、
家族の会話が少しやわらかくなることもあります。

「大変な時こそ、味方になれる人がいる」 そんな安心感をお届けできるよう、
これからも寄り添ってまいります。

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