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訪問看護と訪問介護の違いとは?

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訪問看護と訪問介護の違いとは?

訪問看護と訪問介護の違いとは?

2025/11/03

どっちに頼めばいい?混同されやすい2つのサービス


「訪問看護と訪問介護って、どう違うんですか?」
利用者様やご家族から、私たち訪問看護師がよくいただく質問です。

どちらも“ご自宅に来てくれるサービス”ですが、実際には役割が異なります。
名前が似ていることもあり、
「どっちに頼めばいいのかわからない」
「同じサービスだと思っていた」
という声も少なくありません。

さらに、医療職の中でも訪問看護の経験がない方にとっては、
「訪問介護と何が違うの?」と戸惑うことがあります。

今回は、市原市・木更津市・袖ケ浦市を中心に活動する訪問看護師の視点から、
訪問看護と訪問介護の違いをわかりやすく整理し、
実際の利用シーンや誤解されやすいポイントをご紹介します。

訪問看護と訪問介護、役割の大きな違い


まず大前提として、「訪問看護」と「訪問介護」は目的と担う職種が違います。

・訪問看護
看護師(または理学療法士・作業療法士など)が訪問し、
医療的ケアや健康管理を行うサービス。医師の指示書が必要。

・訪問介護
介護福祉士やホームヘルパーが訪問し、
入浴・排泄・食事など日常生活の介助や家事援助を行うサービス。
ケアマネジャーが作成するケアプランに基づく。

つまり、訪問看護は“医療”、訪問介護は“生活支援”に重点を置いたサービスなのです。

制度面から見る違い

訪問看護と訪問介護の利用には、それぞれ制度的な違いもあります。

●訪問看護
・医療保険、介護保険どちらからも利用可能
・利用開始には主治医の「訪問看護指示書」が必要
・病状の観察、医療処置、リハビリなどを実施

●訪問介護
・主に介護保険を利用
・ケアマネジャーがケアプランを作成し、サービス内容を調整
・入浴介助、掃除、調理、買い物などの生活支援が中心

ここでよくある誤解が、「訪問看護を頼めば介護もしてくれるのでは?」というもの。
実際には役割分担があり、それぞれの領域を超えてのサービスはできません。

実際の利用シーンで比較してみよう


ケース1:高齢者の方が自宅で療養している場合

・訪問看護:血圧測定、服薬管理、褥瘡(床ずれ)のケア、点滴管理
・訪問介護:入浴の介助、掃除や洗濯、食事の準備

同じ方に両方のサービスが入ることも多く、役割分担が明確にされています。


ケース2:ターミナル期をご自宅で過ごす場合

・訪問看護:痛みのコントロール、酸素管理、家族への介護指導
・訪問介護:体位交換の手伝い、排泄介助、家事のサポート

どちらも欠かせない存在であり、チームでご利用者様を支えています。

よくある誤解とその答え


Q「訪問看護と訪問介護、どちらを先に頼むべき?」
→ 医療的な管理が必要なら訪問看護、
 生活支援が中心なら訪問介護、というのが一般的です。
 ただし最初の相談窓口はケアマネジャーや地域包括支援センターで大丈夫です。

Q「介護認定がなくても訪問看護は使える?」
→ はい、医療保険から利用できます。
 退院直後や慢性疾患で医療管理が必要な方は、
 介護保険がなくても訪問看護を導入できます。

Q「リハビリは訪問介護でもできる?」
→ 本格的なリハビリ(機能訓練やリハビリ計画)は訪問看護の範囲で、
 理学療法士や作業療法士が行います。

Q「血圧を測るのは訪問介護?」
→ これは訪問看護の仕事です。
 血圧測定自体は介護職でもできますが、
 数値の評価や異常時の対応は医療判断を伴うため看護師の役割になります。

Q「入浴介助は訪問看護?」
→ 基本は訪問介護の仕事です。
 ただし、心疾患や呼吸器疾患など「医療的な観察が必要な方」については
 訪問看護師が入浴介助を行うケースもあります。

Q「訪問看護はおむつ交換もしてくれる?」
→ はい、訪問看護でも行います。
 訪問介護が生活介助として排泄介助を担うのに対し、
 訪問看護は皮膚の状態観察や感染予防、体位変換の工夫など
 “医療的な視点”を加えて排泄ケアを行います。
 実際の現場では両方が関わり、役割を補い合っています。

Q「訪問介護は薬の管理もしてくれる?」
→ 服薬の声かけや内服準備はできますが、
 処方の変更や服薬管理の全責任は負えません。
n薬の残数確認や副作用の観察は看護師が担当します。

Q「同じスタッフが看護も介護もできるの?」
→ いいえ。資格が異なるため、訪問看護師と介護職は役割を分担して入ります。
 ただし同じチームとして情報共有しながら協働します。 す。

訪問看護と訪問介護は「協働」


大切なのはサービスを「どう組み合わせるか」です。

例えば、木更津市で在宅療養を続ける高齢者の方の場合、

・訪問看護:週2回の健康チェックと服薬管理
・訪問介護:週3回の入浴介助と食事作りのサポート

このように両方を併用することで、医療と生活の両面をカバーできます。

訪問看護師にとっても、介護職の視点は大変参考になります。
利用者様の普段の生活ぶりを細かく知っているのは介護職だからです。
逆に、介護職にとって看護師のアセスメントや医療的判断は心強い支えになります。

地域での利用の流れ


地域包括支援センターやケアマネジャーが窓口になることが多いです。

1.ケアマネジャーに相談
2.医師と連携して訪問看護指示書を発行
3.ケアプランに沿って訪問介護を導入
4.訪問看護ステーションと介護事業所が協働してサービス提供

この流れを知っておくだけでも、「まず誰に相談すればいいのか」が明確になります。

現場で信頼されるために知っておきたいこと


訪問看護と訪問介護の違いを、利用者様やご家族にわかりやすく説明できることは、
現場で信頼される大きなポイントです。
たとえば、こんな一言が自然に出てくるだけで印象は大きく変わります。

・「このケースは訪問介護と一緒に入ると安心ですね」
・「医療処置は看護師が担当し、生活支援は介護職にお願いします」

こうした説明ができると、
ご家族からも介護職からも「頼りになる人」と見てもらえます。
また、専門用語を使わずに
「看護は医療、介護は生活」とシンプルに伝える力はとても大切です。
これができると利用者様やご家族は安心し、
介護職とのチーム連携もスムーズになります。

現場で信頼されるのは、知識の多さよりも「わかりやすく伝えられる力」。
訪問看護と訪問介護の違いを理解し、説明できることは、その第一歩なのです。

まとめ

訪問看護と訪問介護は似ているようで役割が異なり、互いに補い合う存在です。
・訪問看護=医療的ケア、健康管理
・訪問介護=生活支援、日常動作の補助

どちらか一方ではなく、両方が連携してはじめて利用者様の暮らしを支えられます。
市原市・木更津市・袖ケ浦市で訪問看護を利用する方や、
これから訪問看護に携わる新人看護師にとって、
この違いを理解することはとても大切です。

「訪問看護と訪問介護をどう組み合わせるか」
それが在宅療養を安心して続けるための大きなカギになります。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。

「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、
そっと寄り添える存在でありたいと願っています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も、
随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか

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