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訪問看護の現場で慌てない!吐物処理の基本3ステップ

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訪問看護の現場で慌てない!吐物処理の基本3ステップ

訪問看護の現場で慌てない!吐物処理の基本3ステップ

2026/02/13

この時期、「急に吐いてしまって…」「床に吐物が広がってしまって…」ということが増えてきます。
訪問看護の現場ではもちろん、利用者様のご自宅、夜間や休日など、慌てやすい場面で起こることがほとんどです。

腸炎やノロウイルスが疑われる時期は、吐物の処理ひとつで感染が広がってしまうこともあります。
でも、正しいポイントさえ押さえていれば、過度に怖がる必要はありません。

この記事では、利用者様・ご家族にも分かりやすく 、新人看護師さんや訪問看護未経験の方にも役立つ 「慌てないための吐物処理・基本3ステップ」を、現場目線でお伝えします。

よくある吐物処理のNG行動

まずは、現場でよく見かける「ついやってしまいがち」な行動から。

❌ 素手でサッと拭いてしまう
❌ 雑巾やモップで広げてしまう
❌ アルコールだけで消毒して終わり

どれも、「早く片づけなきゃ」「利用者様をこれ以上不安にさせたくない」という優しさや焦りから起こるものです。
新人の頃は、十分な知識がなく、慌てて対応してしまった経験があります。
大切なのは、「間違えたかどうか」ではなく、次からどうするかです。

これだけ覚えて!吐物処理の基本3ステップ

ステップ① まずは“自分を守る”準備をする

吐物には、ノロウイルスなどの感染症が含まれている可能性があります。
最初に行うのは、防護です。
・手袋
・マスク
・可能であればエプロンやガウン

ご自宅にすべて揃っていないことも多いですが、最低限「手袋とマスク」があるだけでもリスクは大きく下げられます。

訪問看護師としては、日頃から利用者様やご家族に
「吐いたときは、まず手袋とマスクをつけてくださいね」 と
一言伝えられるだけでも、感染リスクは下がります。


ステップ② 広げない・舞い上げない

吐物処理で最も気をつけたいのが、ウイルスを広げないことです。
・ペーパータオルや使い捨ての紙で吐物を覆う
・上から消毒スプレーをする
・外側から内側へ、そっと集める
・ゴシゴシこすらない
・最後に床や周囲をもう一度消毒する

集めた吐物や使ったペーパーは、 そのまま触らずにビニール袋に入れ、口をしっかり縛って捨てます。 二重にできる場合は、より安心です。
雑巾やモップで拭いてしまうと、目に見えないウイルスが周囲に広がってしまうことがあります。
「一度で全部取ろう」とせず、ゆっくり・丁寧にがポイントです。


ステップ③ 正しく消毒し、しっかり換気

吐物を除去したあとは、消毒と換気を行います。
ノロウイルスには、アルコールが効きにくいとされています。
そのため、次亜塩素酸系の消毒が基本になりますが、
「家に消毒液がない」
「作り方が分からない」 というケースも少なくありません。

消毒液の作り方

ノロウイルスには、アルコールが効きにくいとされています。
そのため、塩素系の消毒が基本です。

ご家庭では、
「キッチン用の塩素系漂白剤(いわゆるハイター)」 を使うことが多いです。
吐物処理では「薄めて使う」 のが基本です。

●基本の目安
ペットボトル1本(約500ml)に、キャップ1杯弱
これを作れれば、吐物がついた床やトイレ、ドアノブなどの消毒には十分です。

訪問看護の現場では、 「分量が分からなければ、無理せず私たちに相談してくださいね」 と添えることで、安心してもらえます。

よく聞かれる|汚染物(洗濯物)はどうする?

吐物がついた衣類やシーツについても、よく質問されます。

ご家族には、次のように伝えると分かりやすいです。
・できれば他の洗濯物と分ける
・先に汚れを落としてから洗う
・洗濯後は手洗いを忘れずに

「全部捨てなきゃいけませんか?」と心配されることもありますが、 正しく洗えば処分する必要はありません。
この一言だけでも、ご家族の不安はぐっと軽くなります。

訪問看護ならではの視点|“知っている”ことが支えになる

訪問看護では、吐物処理そのものだけでなく、 家族の不安にどう答えるかも大切なケアです。

・消毒液が家にない
・家族が先に触ってしまった
・「うつらないか心配で…」と落ち込んでいる

そんなときは、
「正しく対応できていますよ」
「必要以上に怖がらなくて大丈夫です」 と伝えられることが、安心につながります。

新人看護師さんにとっても、 “聞かれたときに答えられる知識”があるだけで、冬の訪問がぐっと楽になります。

基本を知っていれば、慌てなくて大丈夫

冬に増える腸炎やノロウイルス。
吐物処理は決して特別な技術ではありません。

・まず自分を守る
・広げない
・正しく消毒し、換気する

この3ステップを知っているだけで、慌てず、落ち着いて対応できます。

利用者様やご家族にとっても、「どうしたらいいか分からない」不安が減ることが、何よりの安心につながります。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。
「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、どうぞ遠慮なくお話しください。病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、そっと寄り添える存在でありたいと願っています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も、随時募集しています。訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

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