株式会社バナナリーフ

無理しない大掃除で高齢者の体を守る

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無理しない大掃除で高齢者の体を守る

無理しない大掃除で高齢者の体を守る

2025/12/26

年末といえば大掃除。昔ながらの習慣として、
12月になると「家中をピカピカにしたい」と張り切る高齢者の方も多くいらっしゃいます。

けれど、ちょっと待ってください。
私たち訪問看護師が現場でよく目にするのが、
「大掃除で無理をして体調を崩してしまった」というケースです。

今回は、年末の大掃除に潜むリスクと、
訪問看護の視点から見た“やりすぎない大掃除”のヒントをご紹介します。

高齢者が大掃除で陥りがちな“あるある”症状


「ちょっと動いただけで腰が…」
「翌日、全身が筋肉痛で布団から出られない…」

そんな声を多く耳にします。

特に多いのが、
普段あまり使わない筋肉を急に動かしたことで起こる、筋肉痛や腰痛、膝痛など。
床の拭き掃除や家具の移動など、しゃがんだり無理な姿勢を取ることが原因になります。

高齢になると、筋肉や関節の柔軟性が低下しており、
若い頃と同じ動きをするだけでも体への負担は大きくなっています。
なかには数日間、動けなくなるほどの痛みが出る方もいらっしゃいます。

また、高い場所の掃除も危険を伴います。
照明や天井の隅、カーテンレールの上などを掃除しようとして腕を上げ続けると、
肩関節や首への過剰な負担となり、関節の炎症を引き起こすことがあります。

そして、押し入れや家具の裏など、長年掃除されていなかった場所からは、
大量のホコリやカビが舞い上がることもあります。

これにより、喘息や慢性気管支炎などの持病を持つ方は呼吸困難を感じたり、
目のかゆみ・鼻水などのアレルギー症状が悪化する場合があります。

無理な掃除が招くリスク

「ちょっとやるつもりだったのに、夢中になってしまった」
「全部一気に終わらせたくて」 と言う方は少なくありません。

しかし、その頑張りが大きな事故につながることもあります。

たとえば、踏み台に乗って窓や天井を掃除していた際にバランスを崩して転倒。
骨折や頭部外傷などの重大な事故につながるリスクがあります。
特に骨がもろくなる高齢期では、骨折が寝たきりの引き金になることも十分あるのです。

また、重たい家具や家電を一人で動かそうとして、ぎっくり腰や捻挫を起こすケースも多発。
筋肉だけでなく、腱や関節へのダメージが蓄積されると回復にも時間がかかります。

さらに、寒い屋外での掃除中に体が冷えすぎてしまうことや、
マスクをせずにホコリを吸い込んでしまうことで、
風邪やインフルエンザの引き金になることもあります。

訪問看護師が伝えたい“やりすぎない大掃除”のコツ


現場の訪問看護師として、
私たちが最も大切にしているのは「一気にやろうとしない」こと。

目標は“完璧な掃除”ではなく、“安全にできる範囲で体に負担なく”です。

掃除は30分程度を目安に、こまめに休憩をとることをおすすめします。
無理に一気に済ませようとすると、
翌日に疲労が残りやすくなり、免疫力の低下にもつながります。

また、掃除の前後には軽いストレッチを取り入れ、
筋肉をほぐすことでケガの予防にもなります。

動きやすい服装、滑りにくい靴、膝に優しいクッションマットなども、
掃除を快適に行う工夫のひとつです。

高齢者の方には、
特に柄の長いモップや軽量のコードレス掃除機を使用するようアドバイスしています。
道具を変えるだけで、腰や肩への負担が大幅に軽減され、掃除の意欲も保ちやすくなります。

訪問看護でできるサポート


訪問看護では、
掃除そのものを代行するわけではありませんが、以下のような形でご支援しています。

・掃除前の体調チェック(血圧や呼吸状態など)
・安全な掃除の姿勢や動作のアドバイス
・「どこまでやるか」「いつやるか」などスケジュールの相談
・掃除道具の工夫に関する提案

たとえば、「お風呂掃除でいつも膝が痛くなる」とご相談があり、
長柄のブラシを使うように提案したところ、翌年から「痛みが全然違った」と好評でした。

家族へのケアポイント


高齢のご家族が年末になると「昔みたいにやらなきゃ」と張り切る姿は、
きっと多くのご家庭で見られるのではないでしょうか。

しかし、それが思わぬ事故や体調不良につながってしまうこともあるのです。

ご家族としては、「やめておいたら?」ではなく、

「一緒にやろうか」
「今日はここまでにしようか」と、

前向きな声かけをしていただけると、本人も素直に受け入れやすくなり、
家族全体で“安全で楽しい大掃除”を目指せます。

大掃除は、新年を気持ちよく迎えるための大切な行事。
でも、体を壊してしまっては元も子もありません。

高齢者にとっては
「無理をしない」「できる範囲で行う」「必要に応じて頼る」ことが、何よりも大切です。

私たち訪問看護師は、
そうした判断をサポートし、安心して年末を過ごせるようお手伝いしています。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。

「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、そっと寄り添える存在でありたいと願っています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

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