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看護師が知っておきたい潰瘍性大腸炎|在宅だから見える困りごとと支援のポイント

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看護師が知っておきたい潰瘍性大腸炎
在宅だから見える困りごとと支援のポイント

看護師が知っておきたい潰瘍性大腸炎|在宅だから見える困りごとと支援のポイント

2026/03/30

「名前は知っているけど…」から始まった私の戸惑い


潰瘍性大腸炎。
看護師であれば、一度は耳にしたことのある病名ではないでしょうか。
でも正直に言うと、私自身、訪問看護に関わるまでは
「消化器の病気」
「入院中に点滴や内服管理をするもの」

という、どこか病院の中だけの疾患というイメージを持っていました。

ところが在宅で利用者様と関わる中で、その印象は大きく変わりました。
症状が落ち着いている時と、そうでない時の差。
そして、生活の中にある“言葉にしにくい困りごと”。
訪問看護だからこそ見えてくる支援のポイントがあります。

今回は、訪問看護に携わる看護師として、
新人・未経験の方にも分かりやすく、潰瘍性大腸炎と在宅支援についてお伝えします。

① 看護師が知っておきたい「潰瘍性大腸炎とは」


潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起こり、下痢や腹痛、血便などの症状が出る病気です。
特徴的なのは、「症状がある時(再燃)」と「落ち着いている時(寛解)」を繰り返すこと。

高齢者に関わらず、実際には若い世代や働き盛りの方、学生さんも多く、
訪問看護ステーションでも関わる機会が少しずつ増えています。

症状がない時は、見た目も元気。
でも、調子がいい=困っていないとは限りません。
在宅で関わるからこそ、「生活の中でどう過ごしているか」に目を向ける意味があります。

② 病院にいるだけじゃ見えない利用者様の「在宅での困りごと」


ここが、訪問看護らしさが一番出る場面です。
よく聞く在宅での声

・トイレのことが不安で外出できない
・食事制限がストレスになっている
・夜中の腹痛や下痢で眠れない
・家族に心配をかけたくなくて本音が言えない

外来では「症状は落ち着いています」と話していても、
実際の生活では無理をして頑張っている利用者様も少なくありません。

また、排便の話題はどうしてもデリケートで、
看護師側も踏み込みづらいと感じることがあります。
でも、在宅では生活環境を見ながら、自然な会話の中で気づけることがたくさんあります。

「在宅だからこそ気づける」小さな違和感。
それが、訪問看護の大きな役割だと感じています。

③ 仕事・学校生活で在宅支援できること


働く人・学生にとっての潰瘍性大腸炎。

潰瘍性大腸炎は、治療そのものよりも、
「仕事や学校とどう両立するか」が大きな課題になることがあります。

・通勤・通学中にトイレに行けるか不安
・会議や授業中に症状が出ないか心配
・疲れがたまりやすく、体調管理が難しい

訪問看護では、医療的な正解を押し付けるよりも、

「今、無理していませんか?」
「一日の中で一番つらい時間帯はいつですか?」

そんな声かけが、支援の第一歩になります。

服薬管理や生活リズムの確認をしながら、
「一緒に整えていく」姿勢が、利用者様やご家族の安心につながります。

④ 「調子がいい時」に見逃しやすい再燃サイン


潰瘍性大腸炎の再燃は、突然起こるように見えることもありますが、
実際には、体や生活の中での小さな変化が重なっていることがあります。

潰瘍性大腸炎は、
免疫の働きが過剰・アンバランスになることで、腸に炎症が起こると考えられています。

そのため、
・寝不足が続いている
・強い疲労がたまっている
・風邪などの体調不良が長引いている
・食事量が減り、栄養状態が落ちている

こうした状態が重なると、
体の調整力が落ち、 結果として症状が悪化したり、再燃しやすくなることがあります。

訪問看護では、排便回数や腹痛といった症状だけでなく、
・表情がいつもより疲れていないか
・生活リズムが乱れていないか
・「最近、無理していませんか?」と自然に声をかけてみる

こうした視点が、再燃の“前触れ”に気づく大きなヒントになります。

数値や検査結果では見えない部分に目を向けられること。
それこそが、在宅で関わる訪問看護師の強みだと感じています。
「もしかしたら…」という違和感を大切にし、
早めに受診相談につなげることも、大切な支援です。

在宅だからできる支援がある


潰瘍性大腸炎は、症状が見えにくく、理解されにくい病気です。
だからこそ、訪問看護師が「生活の中の声」に耳を傾けることが、大きな支えになります。

今日からできることは、 
・少し踏み込んだ声かけ 
・生活全体を見る視点
・一緒に考える姿勢

それだけで、利用者様の安心感は大きく変わります。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。

「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、
そっと寄り添える存在でありたいと願っています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

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