体の中から“ぽかぽか”に。しょうがの力で冬の冷え&免疫ケア
2026/03/20
「最近、手足が冷えて寝つきにくい…」そんなお悩みありませんか?
2月〜3月は一年のうちでも寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節です。
とくに高齢の利用者様にとっては、
冷えによる血流の低下や免疫力の低下が気になる時期。
「温かいものをとりたいけど、食欲がなくて…」という声もよく耳にします。
そんなときにおすすめしたいのが、身近な食材「しょうが」です。
生姜焼きや生姜湯など、昔から“温まる”イメージのある食材ですが、
実は栄養面でもさまざまな効果があることが注目されています。
今回は、しょうがの健康効果と高齢者にも取り入れやすい活用法についてご紹介します。
「しょうが」は冬の定番!でも本当の効果って?
「冷えにはしょうが」とよく言われますが、実際になぜ体が温まるのでしょうか?
しょうがに含まれる成分「ショウガオール」は、
加熱によって生まれる成分で、体の深部体温を上げる働きがあります。
血行を良くし、代謝を高めることで、
末端の冷えや寒さによるこわばりを和らげてくれます。
一方、生のしょうがに多く含まれる「ジンゲロール」は、
殺菌作用や抗炎症作用があり、風邪の予防にも一役買います。
とくに高齢者の方は、
筋力や代謝の低下、血流の滞りなどにより冷えを感じやすくなります。
しょうがは、そんな体を“内側からあたためる”サポート役となってくれます。
疾患別の視点からみた「しょうがの力」
しょうがの成分は、特定の疾患や症状に対してもサポートが期待されています。
・高血圧・動脈硬化の予防
血行促進作用があることで、血圧の安定や血管の柔軟性維持に役立つとされます。
・感染症対策
しょうがの抗菌作用は、風邪・インフルエンザ・口腔内の感染などの予防にも効果的。
・胃腸機能サポート
吐き気の緩和・消化促進に役立ち、食欲不振の方にも取り入れやすい食品です。
・抗酸化作用による認知症予防への期待
血流促進と合わせて脳の健康維持にアプローチできる可能性があります。
医学的な根拠には今後の研究が待たれる部分もありますが、
「体にやさしい補助的食材」として、安全性が高く活用しやすいのがしょうがの魅力です。
高齢者におすすめの「しょうが」の取り入れ方
無理なく毎日の生活に取り入れるコツをご紹介します。
・飲み物で: 朝一杯の「しょうが湯(+はちみつ)」で1日をぽかぽかスタート
・料理で: 鶏団子汁や野菜スープにすりおろし生姜をプラス
・簡単副菜で: 冷奴+練りごま+しょうが=風味と栄養たっぷりの副菜
・少量から: チューブタイプでも十分効果あり。まずは小さじ1/4程度から
・刺激を和らげて: 加熱済み、すりおろしなどで咀嚼や嚥下にも配慮
「しょうが=辛い」と感じる方もいますが、
加熱すると辛味はやわらぎ、優しい風味になります。
咀嚼力や飲み込みに不安のある方には、
スープやあんかけなど“とろみ”のある形で提案するとスムーズです。
電子レンジで温めた牛乳+はちみつ+すりおろし生姜を加えた「簡単ジンジャーミルク」もおすすめです。
●もっとおいしく!しょうがレシピアイデア
・人参としょうがのポタージュ
ビタミンAも補える色鮮やかな一品。
ミキサーで滑らかに仕上げて嚥下配慮も◎。
・しょうが風味の豆腐ハンバーグ
鶏ひき肉や豆腐にみじん切りのしょうがを加えて、ふわふわ&さっぱり。
・炊き込みご飯(しょうが+油揚げ+きのこ)
炊飯器で簡単。香りで食欲UP。
冷えを防ぎながら、自然と食が進む“あったかメニュー”を、
ぜひレパートリーに加えてみてください。
食品以外の効果
しょうがは食べるだけでなく、
“温め”や“香り”の効果を活かして、ケアやリラックスにも使えます。
・生姜湿布や手浴・足浴
タオルに包んだすりおろししょうがをお湯に入れ、
温かいタオルで手や足を温める簡易温活。
訪問時にも短時間で実施できます。
・セルフアロマ的活用
生姜の香りは交感神経を刺激し、やる気を引き出すといわれます。
精油やホットタオルで活用するのもおすすめです。
・しょうが湯で手を温めてからバイタル測定
冷えた手よりも血流が促進され、
利用者様の緊張もやわらぐという導入コミュニケーション術。
しょうが活用の工夫と注意点
訪問看護の現場では、しょうがを活かした“ちょっとした工夫”が役立つことがあります。
・「足元の冷えがつらい」という利用者様に、生姜入り味噌汁を提案。
・「寒さで食欲がない」と話された方に、“生姜焼き風”メニューで香りと満足感UP。
・ご家族に、「体の中から温めるケア」としてしょうが活用をアドバイス。
食事の時間が楽しみになったり、「温まった感じがする」と表情が和らいだり…
しょうががきっかけで、会話や関わりが深まることも少なくありません。
●注意点も忘れずに
・胃腸が弱い方は、刺激が強すぎる場合があります
→ 少量から様子を見ましょう
・摂りすぎると、体調によっては逆効果になることもあります(例:高体温・発熱時)
・市販の生姜ドリンクは、糖分が多い場合があるためラベルを確認しましょう
安全に取り入れるには、“少しずつ、無理なく”がポイントです。
しょうがの“ちょい足し”習慣で体を守ろう!
ちょっとした一工夫で、日常の食事が温活ケアに変わります。
・「お味噌汁+おろし生姜」で朝からぽかぽか
・「納豆+刻みしょうが」で発酵食品と合わせた腸活&温活コンビ!
・「すりごま+きなこ+しょうが」で“体温めふりかけ”風の栄養プラス
忙しい日でも「しょうがをちょっと足してみる」だけで、体をいたわるケアにつながります。
〜しょうがで整える“季節のケア”〜
冷えは、体だけでなく心にもじんわり影響を与えるもの。
だからこそ、毎日の「ちょっとした食の工夫」で、
自分や大切な人をいたわる時間を持ちたいですね。
しょうがは、そんなケアの第一歩。
「あたたかくて、やさしい」毎日のために、今日から少しずつ取り入れてみませんか?
バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。
「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、そっと寄り添える存在でありたいと願っています。
また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

