未経験でも訪問看護を続けられた理由~一人じゃないと感じられた現場~
2026/04/24
訪問看護に興味はあるけれど、
「未経験でも働けるのか?1人での訪問が不安…」と感じていませんか?
「訪問看護って、1人で家に行くんですよね?なんか不安で…」
そう話していたのは、かつての私自身でした。
病棟では誰かがそばにいてくれた。
先輩に相談できる安心感があった。
でも在宅って、「すべてを1人で背負う」ように感じて、怖かったです。
そんな私が今、訪問看護の仕事を「やってみてよかった」と思えている理由。
今回は、実際に働いてみて気づいた“訪問看護の安心感”についてお話しします。
訪問中は1人、でも“独り”じゃない
訪問に出るとき、たしかに一人でお宅を訪れます。
でも、実際の支援は決して1人で行っているわけではありません。
・訪問前にメンバーで情報共有
→事前に状況を確認できるので安心
・不安なケースは先輩が同行してくれる
→一人で抱えなくていい体制
・現場で困ったら電話ですぐ相談
・記録や報告もチームで確認・対応
「孤独に判断し、孤独に責任を負う」なんてことはなく、
どの場面にも“支え合う仕組み”がしっかり整っているのが、訪問看護の現場です。
“わからないことが、わからない”新人時代
入職したての頃は、訪問先での対応だけでなく、
・記録の書き方
・道具の準備
・移動の段取り…
すべてが新しくて、頭がパンクしそうになっていました。
でも、そのときに先輩がこう言ってくれたんです。
「一人でできるようになるのがゴールじゃない。最初は全部一緒にやるから安心してね。」
それからの私は、
・訪問には先輩が必ず同行
・記録は一緒に確認しながら振り返り
・不安な処置は“動画+実技練習”で練習
とにかく、一緒にやるスタンスで支えてもらったからこそ、
少しずつ、「できるかも」という気持ちが育っていきました。
変化に気づけなかったらどうしよう…という恐れ
「急変があったと聞いて、自分の訪問が悪かったのでは…と不安になった」
これは、当時の私が抱えていた不安のひとつです。
・週1回程度の訪問で、数日あいてしまう
・利用者様の訴えが少なく、気づきづらい
・「あの時、もっと注意深く見ていれば…」という後悔
病棟のように「24時間体制で常に誰かが見ている」わけではないからこそ、
“見逃し”への不安やプレッシャーは訪問ならではだと痛感しました。
「自分じゃなくて、先輩が行ってたら何か気づけたのでは…?」と、
落ち込んだことも、何度もあります。
でもそんなとき、先輩が言ってくれました。
「たった1回の訪問で全てを見抜くなんて無理。
大事なのは、気づこうとする視点を持ち続けることだよ。」
この言葉で、私はようやく肩の力が抜けた気がしました。
と、同時に、“よく観察しよう”という意識も自然と強くなりました。
バイタルサインの数値だけでなく、
利用者様の何気ない言葉や表情、室内の様子など、
“数字では見えない変化”にも目を向ける視点の大切さを、この仕事を通して学んでいます。
“利用者様との距離の近さ”に救われた
意外だったのは、利用者様やご家族との距離感がとても近いこと。
「今日は来てくれてありがとうね」
「この前のアドバイス、すごく役に立ったよ」
そんなふとした言葉が、現場での自信につながりました。
病棟よりも“自分の存在が役に立っている”と感じられる場面が多いのが、
訪問看護の魅力かもしれません。
そして、変化に気づける力も、実はこの“距離感”の中で育っていきます。
関係性ができることで、わずかな変化や違和感に気づきやすくなるからです。
ピンチのときこそ、チームで支える
もちろん、すべてが順調ではありません。
体調急変、予想外の家族対応、医療処置の難しさ…。
でも、そんなときも
「一緒に訪問しようか?」
「それ、あとで話聞かせて」
と、
チーム全体で支える文化があるのが、私の働くステーションでした。
わからないことが悪いのではなく、
“声をあげれば誰かが応えてくれる”そんな安心感が、私の背中を押してくれました。
訪問看護=「1人で全部やる」
そんなイメージを持っていたけれど、実際はその真逆でした。
“一人で行っても、ひとりじゃない”
そんなチームの空気があるからこそ、
私は今もこの仕事を続けられています。
変化に気づける自信がなかった私でも、
少しずつ“目を養う力”が育ってきたと感じています。
「在宅はちょっと不安…」と感じている方にこそ、一歩踏み出して知ってほしい。
訪問看護には人の温かさがあります。
自分にできるかなと迷っている方にこそ、知っていただきたい働き方です。
バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。
「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、
そっと寄り添える存在でありたいと願っています。
また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も、
随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?
