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ペットセラピーって本当に効果あるの?

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ペットセラピーって本当に効果あるの?

ペットセラピーって本当に効果あるの?

2025/05/19

「最近ペットを飼い始めたんです」
そんなお話を訪問時に耳にすることが、以前よりも増えてきました。

ワンちゃんやネコちゃんとの暮らしは、それだけで心がほっこりしますよね。
日だまりの中で丸くなっている猫を眺めるだけで、ふっと心が和らいだり、
玄関でシッポを振って出迎えてくれる犬に癒されたり・・。

そんな日常のひとコマが、暮らしのリズムを整えてくれることもあります。

一方、医療や介護の現場では
「ペットセラピー(アニマルセラピー)」という言葉も聞かれるようになりました。
動物とのふれあいが、本当に心や体に良い影響を与えるのか。
今回はペットセラピーの効果や、日常への取り入れ方について、
わかりやすくご紹介します。

ペットセラピーとは?


ペットセラピー(アニマルセラピー)とは、動物とのふれあいを通じて、
心身の健康をサポートするアプローチです。 主に以下の2種類があります。

*AAA(Animal Assisted Activity)
癒しや楽しみを目的とした活動。
介護施設へのセラピードッグの訪問や、子どもたちとのふれあいイベントなどが該当。
レクリエーション的な要素が強く、参加者の笑顔や反応を引き出すことが大きな目的です。

*AAT(Animal Assisted Therapy)
医師やリハビリスタッフなどの専門職が関与し、治療目的で計画的に行うセラピー。
たとえば、発語が難しい方が動物に話しかけることで声を出す練習になったり、
麻痺側の手でブラッシングをすることで機能訓練に繋がったりします。
高齢者の認知機能回復や、身体機能のリハビリ目的に行われることがあります。

日常生活の中で「ペットに癒される」「そばにいるだけで安心する」と感じることも、
広い意味ではペットセラピーといえます。
ふれあいに目的や評価が伴うかどうかに関係なく、
“人と動物の関係性”そのものが心のくすりになり得るのです。

どんな効果があるの?


ペットセラピーには、以下のような効果が報告されています。

1. ストレスの軽減
動物とふれあうことでストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、血圧や脈拍が安定。
・犬をなでる
・猫のゴロゴロ音を聞く などの行動が
自律神経に良い影響を与えるといわれています。

心理的な安心感に加えて、呼吸がゆっくりになり、筋肉の緊張も緩むなど、
生理的なリラックス効果が認められています。

2. うつ症状の緩和・認知機能への刺激
高齢者や認知症の方にとって、
ペットとの触れあいは孤独感を和らげ、意欲向上に役立つことがあります。

「ごはんの準備をしなきゃ」
「散歩に行こうかな」といった小さな“役割”が、日々の活力になるのです。

動物の名前を呼ぶ、鳴き声に反応する、昔の思い出を語る。
それらの一つひとつが、記憶や言語の働きをやさしく刺激します。

3. 自然なリハビリ・運動の促進
犬の散歩やお世話の動作(ブラッシングや給餌など)は、
無理なく続けられる運動にもなります。

“リハビリ”という意識がないまま、日々の生活の中で身体を動かせるという点は、
意欲が低下しがちな方にとっても大きなメリットです。

訪問先で「肩の調子が良くなった気がする」と笑うご利用者もいました。
動物がいるだけで、身体を動かすきっかけが自然に生まれるのです。

4. 社会的なつながりのきっかけに
「何歳ですか?」
「かわいいですね!」
ペットがいることで、会話の糸口が生まれます。

引きこもりがちだった方が、ご近所との交流を楽しみにするようになった事例もあります。
また、認知症の方がペットの話題になると笑顔で話されることもあり、
周囲との関係性を保つ“コミュニケーションのやさしい仲介役”にもなっています。

実際にどんな場面で使われているの?


国内外の介護施設や病院では、セラピードッグの訪問活動が行われています。

普段は反応が乏しかった方が犬に笑いかけたり、昔飼っていた動物の話をされたり、
そんな温かな変化も見られます。

ある高齢者施設では、週に一度セラピー犬が訪れ、
利用者さんが撫でたり話しかけたりする時間を楽しみにしています。
「その日だけは表情がぱっと明るくなる」と職員さんが話していたのが印象的でした。

また、小児病棟や精神科病院での導入事例もあり、
年齢や疾患を問わず、動物とのふれあいは人の心に穏やかな光をもたらしているのです。

このような事例を見ると、動物は人の感情にそっと寄り添い、
“生きるリズム”を整える存在になっていると感じます。

高齢者とペットの暮らし


近年、ひとり暮らしの高齢者がペットを飼うケースも増えています。
ペットとの生活が日々の支えになる一方で、
「世話を続けられるか不安」
「入院時どうする?」などの悩みもつきものです。

訪問看護の現場では、こうした背景もふまえ、
・食事や水の補充ができているか
・散歩に出られているか
・ペットとの関係性が穏やかなのか
なども、生活状況の一部として丁寧に見守っています。

ペットに関する悩みがご本人のストレスになっていないか、医療者としての視点で気づき、
必要であれば地域資源や家族と連携して支援体制を整えることもあります。

注意点も知っておこう


ペットセラピーはとても有効な手段ですが、以下の点には注意が必要です。

・アレルギーや動物嫌いの方には逆効果となる可能性がある
・感染症への配慮(動物の健康管理や清潔の保持)
・ペットの福祉にも配慮が必要(無理をさせない、休ませる)

また、高齢者ご自身がペットを迎える際には、
ご本人の体力や認知機能、将来の生活変化も見据えた上での慎重な検討が大切です。

動物も家族の一員として、最後まで責任を持って共に暮らすためには、
医療や介護の支援と両立できる環境づくりが欠かせません。

ペットがいてくれることで、心が癒される瞬間があります。
「この子がそばにいてくれるから頑張れる」その気持ちこそ、
最大のセラピー効果なのかもしれません。

訪問看護の現場でも、
「今日もネコちゃん元気?」
「ワンちゃんと一緒にお散歩行けた?」
そんな何気ない会話が、ご本人との信頼関係を育む大切なきっかけになります。

私たち訪問看護師も、動物たちのやさしい力に助けられながら、
ご利用者さまの笑顔を支えていきたいと思っています。

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