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医療的ケア児とその家族を支える訪問看護の役割

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医療的ケア児とその家族を支える訪問看護の役割

医療的ケア児とその家族を支える訪問看護の役割

2025/07/04

最近、ニュースなどでも取り上げられることが増えた「医療的ケア児」という言葉。実は、訪問看護の現場でも、
医療的ケアを必要とするお子さんとご家族の支援は大きな役割のひとつです。

今回は、医療的ケア児とそのご家族が在宅でどのように過ごしているのか、
訪問看護がどのように関わっているのかを、
私たちの地域の実際のケアを交えながら、わかりやすくお伝えします。

医療的ケア児とは?


医療的ケア児とは、
気管切開、人工呼吸器、経管栄養(胃ろう・腸ろう)、吸引、在宅酸素療法など、
日常的に医療的ケアが必要な状態で生活している18歳未満の子どもを指します。

以前は医療機関での管理が中心でしたが、医療の進歩とともに、
こうしたお子さんが家庭で暮らす選択肢が増えています。

ただ、ご家族が24時間体制で医療的ケアを担う状況は、
肉体的・精神的にも大きな負担となることがあります。

医療的ケア児と家族が抱える日常の不安とは?


医療的ケア児を育てるご家族が抱える悩みは、非常に多岐にわたります。
・機器の操作やトラブルが起きたときの不安
・夜間の吸引や呼吸器管理で睡眠がとれない
・他のきょうだいへの配慮が行き届かない
・仕事や介護、家事との両立の難しさ
・予期せぬ体調変化への備えが常に必要

一人で抱え込まずにすむような支援体制が、ご家族にとってとても重要です。

訪問看護ができる支援のかたち


訪問看護は、医療的ケア児とその家族が安心して自宅で過ごすために、
以下のようなサポートを行っています。

● 医療的ケアの実施・見守り
・気管切開部の観察、処置
・吸引、呼吸器の管理
・経管栄養、注入の介助
・在宅酸素、SPO₂の観察
・皮膚トラブルや感染予防の対応
ご家族の手技確認や補助も含め、日常のケアが安全に行えるようサポートします。

● ご家族の休息を支える
訪問中のひとときでも、ご家族が外出や休息の時間をとれるように支援しています。
「少し目を離しても大丈夫」と思える安心感を持っていただけるよう、
看護師が責任をもってケアにあたります。

「訪問看護師が来てくれる日は、少し休息がとれる」と
話してくださるご家族も少なくありません。
とはいえ、まだまだ十分とは言えず、訪問時間は24時間のうちのほんの一部。
限られた時間だからこそ、丁寧に寄り添うことを大切にしています。  

● 状態変化への早期対時間応
・発熱や呼吸状態の変化をモニタリング
・必要時には主治医と連携し、受診・処方調整へ
早期対応によって、入院のリスクを避けられるケースもあります。

● きょうだいや家族全体への配慮
・医療的ケア児以外の兄弟姉妹やご両親のストレスケア
・会話やふれあいの時間を大切にする支援

ご家族まるごと「安心して暮らせる」ことを目指した看護を行っています。

「ふつうの暮らし」を大切にした支援


ご家族が大切にしているのは、「特別なこと」ではなく「ふつうの毎日」。

・家族で同じ食卓を囲む
・きょうだいとじゃれ合う
・近所の公園に行く

そんな何気ない日常を守ることが、訪問看護にできる大切な支援のひとつです。

医療的ケアがあることで、
外出や外食、旅行といったことが難しくなる場面もありますが、
「一緒に○○できた」
「いつも通りの週末が過ごせた」と
感じてもらえるような関わりを目指しています。

学校・地域との連携も大切に


就園・就学を希望される医療的ケア児にとって、保育園や学校との連携も重要です。

訪問看護師は、
・保育士、教職員への医療ケアの指導や情報共有
・登校、通園の準備や体調管理への助言
・医療機関との調整

などを通じて、地域での生活の幅を広げるお手伝いもしています。

また、放課後等デイサービスや地域の相談支援専門員と連携をとりながら、
個別支援計画への助言や、地域資源の活用もサポートしています。

当ステーションでの取り組み


私たちのステーションでも、医療的ケア児の利用者様が増えてきています。

小児在宅医療に理解のある医師や、多職種との連携を密にとりながら、
・緊急時の24時間対応
・保護者の方とのカンファレンス
・きょうだい支援の工夫
など、地域に合った支援体制を整えています。

看護師としての想い


訪問看護師として、
子どもたちの成長を近くで見守れることは何よりのやりがいです。

最初は吸引や観察に緊張していたご家族が、
少しずつ自信をもってケアを行えるようになったり、
「看護師さんが来るの楽しみにしてるんですよ」と
お子さんが笑顔を見せてくれたり。

そんな瞬間に立ち会えることが、私たちの励みになっています。

医療的ケア児とそのご家族が、
自宅でも安心して、笑顔で過ごせる時間が少しでも増えるように。
訪問看護は、ご家庭にとって「頼れる味方」として、日々の生活に寄り添います。

医療的ケアがあるお子さんの在宅生活に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。
お子さんの成長を見守りながら、
ご家族の想いに寄り添い、私たち看護師がそっと支えてまいります。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。

「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、
そっと寄り添える存在でありたいと願っています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も、
随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

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