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訪問看護で簡単内服管理

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訪問看護が行う内服管理のメリット

訪問看護で簡単内服管理

2025/02/11

訪問看護は、患者さんの自宅での生活を支える大切なサービスです。その中でも、内服管理は特に重要な役割を果たします。薬を適切に服用することで、体調を安定させ、在宅生活を維持し入院を回避することが可能になります。訪問看護における内服管理の方法がどのように行なわれているか、また主治医や居宅療養管理指導との連携により個々にあった支援の提供をすることで、患者さんが安心して生活できる環境を整えています。

目次

    訪問看護の重要性:自宅での生活を支える力

    訪問看護は、患者さんが自宅で安心して生活できるようサポートする重要なサービスです。訪問看護が提供するケアは体調確認、日常生活状況の把握、療養上のアドバイス・指導、内服管理、リハビリ、入浴や保清の支援、創処置、点滴投与等様々あります。なかでも内服管理は、健康維持に直接的につながり、在宅生活を可能にし入院を回避するために大切な役割を果たします。薬を適切に服用することで、体調が安定し生活の質が向上します。訪問看護における内服管理の方法や便利なツールについて紹介します。

    薬カレンダーとくすりBOXの利点:視覚的効果で予防

    訪問看護における内服管理は、患者さんが自宅で安心して生活するための重要な要素です。正しい薬の服用は健康を維持し入院を避けるために不可欠です。特に、薬カレンダーやくすりBOXは、薬の飲み忘れや過剰摂取を防ぐための便利なツールです。これにより、患者さんは自分に合った服用スケジュールを管理しやすくなります。また視覚的にも飲み忘れがわかりやすいくなるため、家族や訪問ヘルパーなど協力を得やすいのもメリットの一つといえるでしょう。また、残薬管理も行いやすくなり、医療費の無駄を減らす効果も期待されます。患者さんによっては何十錠ものお薬を処方されている方も少なくありません。しかしそのすべてをきちんと服用できている患者さんはとても少ないといえます。一度処方された薬はリサイクルできません。ご自身で活用できない分は残念ながら状況によっては破棄せざるを得ません。これらは税金の7~9割を占めていることを忘れてはいけません。そのため無駄がないように管理する意識をみんなで持っていきたいですね。

    内服管理がもたらす安定した健康:在宅生活の維持薬カレンダーとくすりBOXの利点:

    訪問看護における内服管理は、患者さんの健康を維持するために非常に重要です。看護師は、ただ単に指示された薬をセットすることが役割ではありません。患者さんがセットされた内服薬を正確に服用できることが大前提にあります。そのためには、薬カレンダーや薬BOXをセットする場所が重要になります。服用する時間帯に目に入る場所でなければいけません。そのため、患者さんの日常生活状況や、日々の動線の確認が必要です。普段どこで食事をされているか、どこに設置したら忘れずに服用ができるかを患者さんと一緒に相談します。

    患者さんの状態に合わせた薬の服用:薬内容を把握し体調悪化の予防

    訪問看護師は、薬の内容を把握することも重要な役割の一つです。なぜなら、複数の病院に通院している患者さんが多く、しばしば同じ内容の薬が重複していることもみられます。お薬手帳を忘れてしますことが理由の一つです。また、血圧や血糖値に関する薬、鎮痛剤や下剤などは状況に応じ中止する必要があるからです。食事摂取できていない状況が持続した時には血糖値の薬を、普段より血圧が低い状況が持続している場合には血圧の薬を主治医に相談する必要があります。また、よくあるのが【朝の薬を飲み忘れた場合どうしたら良いか?】という質問です。1日3回の薬ならば中止することもありますが、1日1回の薬なら場合によってはその場で飲みましょうとアドバイスすることがあります。正確に服用することはもちろん大事ですが、普段と違う状況でも同じように服用することで、体調悪化を招くことがありうるのです。鎮痛剤は長期服用により胃痛を引き起こすなど少なからず副作用があります。そのため、患者さんの痛みの状況を確認した上で減量や中止ができるかアセスメントし、主治医に報告します。1~3ヶ月に1回の病院受診ではカバーできないところを定期的に訪問する看護師が患者さんのことを把握し連携を図ることでより良い治療に繋がります。

    残薬管理の必要性:訪問看護師の役割

    訪問看護における残薬管理は、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐために非常に重要です。また、飲めていない根本の理由をしっかりアセスメントし、状況によっては服用回数や時間の変更してもらうことも必要になってくるでしょう。1週間に1回の薬を飲み忘れる場合、服用するタイミングが的確なのかをアセスメントする必要があります。例えばデイサービスなど外出予定の日と重なり持参することを忘れてしまう場合は、可能であればしっかり家で飲める環境に変更することも方法の一つです。1日2食の食事習慣の患者さんは、お昼の薬を飲み忘れることがどうしても多くなりやすいです。また、高齢になってくると、就寝時間が早く、寝る前の薬が夕食後と同じ時間帯でなければ飲めない方もいらっしゃいます。そういった方の場合は生活リズムを患者さんからしっかり聞き取り、どうやったら服用できるか、そもそも薬が必要なのかを医師と相談する必要があるのです。飲み忘れや誤薬を予防するだけではなく、こうしたケアも訪問看護師の役割なのです。

    居宅管理療養指導の導入:訪問看護との連携

    ご高齢になり病院受診するのも大変になってくると、院外薬局でお薬を受け取る作業も負担が大きくなります。事前にFAXで処方箋を送ることで待ち時間の短縮になることもありますが、そもそもご高齢な患者さんがそういったサービスをうまく活用できていない状況もしばしば見受けられます。また、お薬を受け取って帰ってきた後に、間違って飲んでしまったり、どこかに無くしてしまったりなども認知症の方などにはよくあることです。その場合、薬剤師が自宅にお薬を届けてくれるサービスを利用することもあります。看護師の訪問に合わせて宅配を依頼したり、もしくはお薬セットを薬剤師に依頼することもあります。このサービスを利用する場合には医師の指示が必要で、介護保険サービスと同様にケアマネージャに相談し、また利用料金も発生します。対応する薬局によってサービス内容は様々であるため、患者さんの個別性にあった対応が可能か訪問看護師との密な連携が必要になります。

    訪問看護による内服管理は、患者さんが健康維持に専念できる重要な役割です。訪問看護を活用して、安心して日常生活を送るための環境を一緒に整えていきましょう。

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