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訪問看護師が語る「ご家族の介護負担」に寄り添う支援

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訪問看護師が語る「ご家族の介護負担」に寄り添う支援

訪問看護師が語る「ご家族の介護負担」に寄り添う支援

2026/06/15

訪問看護では、ご本人だけでなく「ご家族」のサポートも大切な役割のひとつです。
在宅での介護は、24時間気が抜けない状況の中で行われることも多く、
身体的な負担だけでなく、精神的なストレスや社会的な孤立感も大きくなりがちです。

今回は、ご家族の介護負担に訪問看護がどのように寄り添っているのか、
日々の現場での関わりを通して感じていることをお伝えします。

ご家族が抱える介護の悩みとは?


ご家族からよく聞かれるお悩みは、次のようなものがあります:

・休む時間がない、夜も何度も起きて介助している
・体がつらいけれど、誰にも頼れない
・介護の方法が本当に合っているのかわからない
・他の家族との役割分担でギクシャクしている
・怒ってしまう自分に自己嫌悪を感じる

こうした「言葉にしづらいストレス」は、誰にでも起こり得る自然なものです。
介護のつらさは、「忙しい」だけではありません。
特に在宅介護では、
いつまで続くかわからない不安を抱えながら生活しているご家族も多くいらっしゃいます。

「今はなんとか頑張れているけれど、この先もっと介助が増えたらどうしよう」
「自分が体調を崩したら、この人はどうなるんだろう」

そんな不安を、誰にも言えずに抱え込んでしまうこともあります。

また、ご本人を大切に思うからこそ、
「自分が頑張らなければ」
「家族なんだから当然」 と無理を重ねてしまう方も少なくありません。

しかし、介護は“気合い”だけで続けられるものではありません。
だからこそ訪問看護では、ご本人のケアだけでなく、
「ご家族が安心して介護を続けられる環境づくり」も大切にしています。

訪問看護ができるご家族支援


訪問看護では、ご本人へのケアと並行して、
ご家族に対しても以下のような支援を行っています。

●介護の技術的なサポート
・体位変換,移乗,オムツ交換などの具体的な方法を説明
・無理のない介助姿勢や福祉用具の使い方をアドバイス
・清拭や口腔ケアなど、ご家庭でできる工夫を共有

「こんなふうにすると楽ですよ」と一言添えるだけでも、ご家族の安心感が変わります。

●精神的な寄り添い
・「つらい」と言っていい場所としてお話を伺う
・小さな愚痴でも受け止め、否定せずに共感する
・介護者としてではなく、“ひとりの人”として向き合う

訪問時の何気ない会話の中で、
「ああ、聞いてもらえるだけで楽になった」と言っていただけることも少なくありません。

●介護保険・サービスの活用サポート
・訪問介護,デイサービス,ショートステイなどの活用提案
・ケアマネジャーとの連携、相談内容の橋渡し
・福祉用具の選定や環境調整についても助言

すべてを家族だけで抱えず、“分担すること”の大切さを一緒に考えます。

ご本人の「受け入れ」が難しいときに


最近は、親御さんが認知症や介護支援の必要性があることが分かっても、
ご本人自身が「自分は元気だから必要ない」とサービス導入を拒んでしまい、
ご家族が困ってしまうケースも増えています。

このようなとき、訪問看護では:
・「体調チェックのための看護師さん」など、目的を少し変えて紹介する
・医師からの指示書を活用し、“医療の一環”として理解を促す
・初回は短時間の訪問や、ご本人の好きな話題から関係づくりを始める

など、ご本人の尊厳を保ちつつ、無理のない形で関わりを築いていく工夫をしています。

ご家族にとっても、「無理に説得しなくていい」と感じてもらえるよう、
支援の入り口を一緒に探す姿勢を大切にしています。

訪問看護師が感じるご家族の変化


訪問を続けていると、最初は張りつめた表情だったご家族が、
少しずつ笑顔を見せてくださる瞬間があります。

「一人じゃないと思えました」
「話を聞いてもらえるだけで違いました」

そんな言葉をいただくことも少なくありません。

介護をしていると、
「弱音を吐いてはいけない」と感じてしまう方も多くいらっしゃいます。
ですが、本音を話せる場所があることは、ご家族にとって大きな支えになります。

訪問看護では、医療的な支援だけでなく、
「今どんな気持ちで過ごしているか」にも耳を傾けながら関わることを大切にしています。

ご家族も、大切な支援の対象です


訪問看護では、ご本人だけでなくご家族も“ケアの対象”です。

・家族の休息時間を作る
・家族の気持ちを受け止める
・家族の生活リズムや健康も気づかう

これらは、ご本人の在宅生活を安定して続けていくために、
欠かせない視点だと私たちは感じています。

地域で支え合う仕組みを一緒に


介護は、決して一人で背負うものではありません。

訪問看護師・ケアマネジャー・ヘルパー・医師・地域包括支援センターなど、
多職種とのチームで支えることで、
ご家族の「もう無理かもしれない…」を
「なんとかやっていけそう」に変えることができます。

「家族だから頑張らなきゃ」と思いすぎて、限界まで頑張ってしまう方は少なくありません。

でも、誰かに話すこと、頼ること、少し離れることも“介護のひとつのかたち”です。
介護は、頑張り続けることだけが正解ではありません。

「少し休む」
「誰かに相談する」
「一緒に支えてもらう」

そんな選択も、ご本人とご家族の暮らしを守る大切な方法のひとつです。
訪問看護は、ご本人とご家族、どちらの安心にも寄り添っていきます。

バナナの葉訪問看護ステーションでは、
千葉県の市原市・木更津市・袖ケ浦を中心に訪問を行っています。

バナナの大きな葉のように、 ご家族みなさまの不安や悩みをやさしく受け止め、
お一人おひとりの【安心して過ごせる毎日】にそっと寄り添える存在でありたいと考えています。

「これって相談してもいいのかな?」と思うような小さなお困りごとでも、
どうぞ遠慮なくお話しください。
病気のことだけでなく、日々の暮らしの中で感じる不安や悩みにも、
安心してお話しいただける関係を大切にしています。

また、利用者様やご家族に寄り添うケアを一緒に届けてくださる仲間も、
随時募集しています。
訪問看護が初めての方でも、ブランクのある方でも大歓迎です。
私たちと一緒に、地域の“暮らし”を支えるチームの一員になりませんか?

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